新型コロナウイルスの影響からステイホームの時間が増えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自宅にいる時間が長いと、運動量が減ってしまうことで様々な悪影響が起こってしまいます。
特に、ここ最近お肌の調子が悪いという方は積極的な運動をしているかどうかを確認してみるのも良いでしょう。
ここでは、運動不足がお肌に与える影響・自宅でできるケアについてご紹介しています。
運動不足などによる肌荒れの専門的な治療もご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
運動不足で代謝が低下する?
運動不足が続いてしまうと、体全体にはどのような影響が起こるのでしょうか。
運動には、無酸素運動と有酸素運動があります。
それぞれの特徴について確認していきましょう。
無酸素運動
筋肉トレーニングや短距離走など大きな力を短い時間で発揮する運動を無酸素運動と呼びます。
糖分をエネルギー源として利用する運動です。
基礎代謝を高めて筋肉量を増やす役割があります。
有酸素運動
散歩やジョギングなど弱い力で長い時間行う運動を有酸素運動と呼びます。
脂肪を燃焼させる効果があるので、ダイエットにおすすめです。
理論的には無酸素運動ができなくなると筋肉量が減り、有酸素運動ができなくなると脂肪が増えるということです。
外出が少なくなると、移動時のウォーキングや階段の上り下りなどの運動する機会が減ってしまうために全身の代謝が低下しやすくなります。
体がむくみやすくなり、全身の血流量が減ることで汗も出にくくなります。
結果として不要な老廃物が体にたまりやすくなります。
つまり、健康的な体とは真逆の脂肪の多い体つきになってしまうのです。
さらに長期間の運動不足が続くことで肌のターンオーバーが悪化し、顔色が悪くなってしまうことも…。実年齢より老けて見えるようになるかもしれません。
健康と美容の両面から見て、運動不足の状態が続くことに良いことはないといえるでしょう。
ターンオーバーとは?
肌細胞は、新しい細胞が体の内側からできることで外側にある古い細胞が剥がれ落ちることをくり返しています。
これを肌代謝(ターンオーバー)と呼びます。
ターンオーバーが悪化すると、古い細胞である角質が剥がれにくくなり肌全体のごわつきやくすみの原因に繋がります。
肌代謝が低下することで新しい細胞が作られにくくなると、本来の正常な機能を保つことが難しくなります。
また、外部からの刺激にさらされてしまった肌は、敏感肌のような状態となるために様々な肌トラブルが起こりやすくなります。
くすみ・肌荒れ・ニキビ・シミ・しわなどの肌トラブルがある方は、ターンオーバーが乱れている可能性があります。
ターンオーバーを整えることが肌状態の改善に役立つことを知っておきましょう。
生活週間はホームケアで改善しましょう
ステイホームの影響で一時的な肌荒れが起こった時には、まずはホームケアを試してみると良いでしょう。
食事のポイント
バランスの良い食生活をすることは基本ですが、現在すでに肌荒れが起こっている方におすすめの栄養素についてご紹介します。
積極的に食べるようにして、肌のターンオーバーを整えましょう。
タンパク質:肌細胞を作る、ターンオーバーを促す
例)肉類、魚類、たまご、乳製品、大豆類など
ビタミンA:肌乾燥を防ぐ、ニキビや吹き出物を防ぐ
例)緑黄色野菜、レバー、バター、卵など
ビタミンB群:栄養の代謝を手助けする、皮脂バランスを整える
例)豚肉、マグロ、うなぎ、アーモンド、チーズ、レバーなど
ビタミンC:コラーゲンを作る、抗酸化作用がある
例)小松菜、ブロッコリー、豚肉、柑橘類、芋、緑茶など
これらの栄養素を組み合わせて食事を行うことで、ターンオーバーの改善だけではなく、肌全体・体全体の調子が整うことでしょう。
特に外食が続いている方やインスタント食品をよく食べている方は、ご紹介した以外の栄養素も一緒に摂るようにすると日々の生活で不足した栄養素を補えます。
睡眠のポイント
質の良い睡眠は、成長ホルモンや睡眠ホルモンの分泌が盛んになりターンオーバーを促進して肌状態を改善します。
肌老化を遅らせるのでシワ・しみ・たるみなどの肌トラブルの改善にも役立ちます。
1日の中で時間帯別にそれぞれのタイミングで行えるポイントをまとめてみました。
朝の過ごし方
起きてすぐは、まずカーテンを開けて太陽の光を体に浴びましょう。
体に朝だと知らせることで、体内時間のバランスが整いやすくなります。
寝具の中でごろごろしていると二度寝してしまうこともあるかもしれませんが、それは厳禁です。
なるべくすぐに寝具から出るようにしましょう。
昼の過ごし方
お昼寝をしてしまうと、夜に寝付きが悪くなることがあります。
どうしても眠たい時には長くても30分程度のお昼寝にしましょう。
日光を積極的に浴びるために、日中に積極的に散歩をするのも良いでしょう。
日差しが強い時期に外で活動することが多い時には、UV対策グッズを利用して肌状態の悪化を防ぎましょう。
夕方以降の過ごし方
寝る1時間前には、テレビ・携帯・パソコンなどの人工的な光に触れるのは控えましょう。
脳が覚醒してしまって寝付きの悪さに繋がります。
喫煙やコーヒーなどの刺激物を避けることも重要です。
ノンカフェインの飲み物を上手に利用しましょう。
寝室は寝るだけが目的の場所と心得て、横になった後に考え事をしないようにするのも大事です。
冬場には加湿器を、夏場には除湿機やクーラーを利用して寝室の湿度と温度を一定にすると眠りにつきやすくなります。
フォトセラピー(光治療)とレーザートーニングで肌トラブルを改善しよう!
運動不足からくる肌荒れをなんとかしたい方は、クリニックで行える専門的な治療をしてみるのもおすすめです。
当院で行える代表的な治療「フォトセラピー(光治療)」についてご紹介しましょう。
フォトセラピー(光治療)は、高密度の光を肌に照射する治療方法で、シミ・くすみ・そばかすなどに効果的です。
ターンオーバーを促進するため、肌全体のごわつきなどの症状を改善する効果も期待できます。
毛穴の開き、赤ら顔などの症状がある方にもおすすめの治療方法です。
ステイホームの影響もあり運動不足による肌荒れを感じている方は、専門的な治療が受けられる当院にいつでもご相談ください。