毎日のスキンケアやお化粧をする時に自分の素肌と向き合う時間の多い女性の方の中には、「昔はもっとハリがあったのに…」「肌に元気がないと、なんだかすごく年をとったような気がする」と感じている方もいるのではないでしょうか。
20代をピークに、肌細胞は少しずつ加齢による影響を受けやすくなっていきます。
それでも、これから5年後、10年後の肌を考えた時に、老化に負けないようなハリと弾力のある素肌を手に入れてみたいとは思いませんか。
そのためには、肌表面をターゲットとした一時的な治療をしていては、肌本来が持つ力を上手く発揮できないかもしれません。
今回は、アンチエイジングに興味がある方に向けた「ずっとキレイ」でいるための、肌の再生医療についての特集です。
肌の老化の原因
そもそも、肌はなぜ老化していくのでしょうか。
若い頃にはなかったようなシワやシミ、くすみ、たるみ、ゴワつきなどの肌老化によって起こる症状の根本的な原因は、肌細胞の数が少なくなり、機能が低下したためだと言われています。
肌細胞では、肌の弾力を保つためのコラーゲンや、水分を保持する機能があるヒアルロン酸、伸縮性や弾力性のあるゴムのようなエラスチンなどの、いきいきとした肌を保つための成分が作られています。
しかし、年齢を重ねるにつれて、肌細胞の数はどんどん少なくなっていくため、肌のハリや水分量が減少することで肌老化が引き起こされてしまいます。
コラーゲンが少なくなると、その場所にシワが起こりやすくなり、弾力を失った肌はハリがなくなってたるみが出てしまいます。
ヒアルロン酸が少なくなると、肌がカサつきやすくなり、乾燥肌からニキビなどの様々な肌トラブルが起こりやすくなります。
肌を支えているエラスチンが少なくなると、コラーゲンが適切に働きにくくなるうえに、肌の新陳代謝が弱まってしまいます。
これらのことから、ハリがなくなり、シワやシミ、くすみ、乾燥肌などの肌トラブルが起こりやすい肌環境になってしまいます。
ずっとキレイでいるためには、このような状況を改善する必要があります。
そんな時におすすめするのが、肌の再生医療です。
他の美容法との違いとは
肌の再生医療は、肌細胞の数を増やして根本的に肌状態を改善するための方法です。
他の美容方法との大きな違いについてまとめてみました。
繰り返しの治療が不要
従来のエイジングケア治療では、シワがある部分にはシワ取り剤を使う、乾燥が強い場所には保湿剤を使うなどの対症療法的な治療方法しか行えませんでした。
いくら外から様々な物を補ったとしても、土台である肌細胞がしっかりとしていなければ、ある程度の期間が過ぎてしまった時には再度対処が必要になります。
従来の方法では、一定期間後に再度治療が必要になるなど繰り返しの治療を前提としていたのですが、再生医療では元々の肌細胞をターゲットとしているために、基本的には繰り返しの治療は不要になります。
根本的な治療のため様々な症状に対応できる
肌の再生治療では、肌が衰える原因を直接的に取り除くため、肌悩みの大きな原因を根本から治療することを目的としています。
細胞の減少を抑えることで肌に必要な成分をしっかりと作り出せるため、肌老化を防止して、シワやシミなどの気になる肌の悩みについて、幅広い改善が期待できます。
自然に肌が回復していく
他の美容方法では、人工的に顔の形を変化させる方法が多く、一回の施術の前後で大きく顔の状態が変わることも珍しくありませんでした。
朝にはあったシワやシミが、夜になると消えていたとしたら、周囲の人に何らかの治療をしたと分かりやすくなってしまうでしょう。
再生医療では、加齢で衰えてしまった肌を、まるで逆再生しているように毎日ゆっくりと肌が再生していくため、少しずつ若返っていくようような印象を与えます。
副作用がない
ご自身の細胞を利用した治療方法のため、薬剤や他の成分を利用した方法に比べて副作用はほとんどないと言えます。
持続時間が長い
ただ単に、外から不足した成分を補うような対症療法を行う時には、数か月~半年程度の持続期間になることがほとんどです。
これは、肌の代謝が行われているため、注入した成分が少しずつ体から失われていくからです。
再生医療の場合は、肌が衰える原因にアプローチしながら不足した成分を補えるため、従来の方法に比べると効果の持続に期待ができる方法です。
ミセルクリニックの肌の再生医療
ここからは、ミセルクリニック大阪梅田院で行える、2種類の肌の再生医療についてご紹介していきます。
幹細胞治療
幹細胞は、様々な細胞に変化する能力を持つ細胞のことです。
体の組織にそれぞれ存在していて、細胞が上手く作られなかった時や細胞を失ってしまった時、細胞の寿命がきた時などに、新しくその細胞に成り代われる細胞です。
ご自身の細胞を採取してから培養して増殖などの処理を行った後に、老化が気になる部分に注入することで、肌の再生に効果を示せるのが幹細胞治療です。
PRP皮膚再生医療
PRPとは、Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿)のことを示します。
血液を採取した後に、遠心分離機などの機械を用いて高濃縮された血小板と白血球を分離します。
そこに、成長因子と呼ばれる成分を添加してから、気になる部位に注入することで、血小板の効果を最大限に得られるという方法です。
血小板の中には、細胞を活性化させて増殖する成分が多数含まれています。
新しい血管を作ってコラーゲンなどを作り出す成分があるのも血小板です。
目の下にあるたるみ、クマ、細かなシワ、頬がたるむことでできるほうれい線や、唇や口の周囲にあるニキビ跡など皮膚が薄くて細かな場所にある肌悩みに対して向いているのがPRP皮膚再生医療です。
肌の再生医療は、専門的な医師のいるクリニックでのみ行えます。
ミセルクリニックでは、今回ご紹介した肌の再生医療を用いたアンチエイジング方法を準備しています。
肌の悩みが複数ある時には、根本的な治療が行える肌の再生医療を試してみてはいかがでしょうか。
アンチエイジングに興味がある方も、ぜひお気軽にご連絡ください。