美容コラム
フェイスラインすっきり!小顔になりたいなら、糸リフト(スレッドリフト)という選択肢
自分の写真を撮ったときに、フェイスラインがぼやけて見えるのが気になることはありませんか。
「もっと小顔に見せたい」「輪郭をすっきりさせたい」という思いは、誰もが一度は感じたことがある悩みかもしれません。
とはいえ、大がかりな美容整形には抵抗がある方も多いでしょう。そこで注目されているのが、切らずに小顔を目指せる「糸リフト(スレッドリフト)」とうい美容施術です。
フェイスラインのたるみや頬のもたつきが気になる方に向けて、ダウンタイムを抑えつつ自然な変化が期待できる選択肢として期待を集めています。
本記事では、美容医療が初めての方にもわかりやすく、糸リフトの基本や効果、施術後の経過、注意点などについて解説します。
目次
小顔に近づく糸リフト(スレッドリフト)とは?
糸リフト(スレッドリフト)は、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し、内側からたるみを引き上げる施術です。
フェイスラインやあご下のゆるみ、頬のもたつきなど、顔の下半分に現れやすい「輪郭のぼやけ」に対してアプローチできます。
詳細は後述しますが、使用する糸によっては体内に吸収されるものもあり、その場合は施術から数ヶ月~1年程度で自然に分解されます。
メスを使わない施術のため、ダウンタイムも比較的短いという特徴があります。
また、糸の挿入によって皮膚の内部が刺激され、コラーゲンの生成が促されることで、ハリや弾力の向上といった美肌効果も期待できます。
引き上げと同時に肌質改善も目指せるため、「肌のケアもしたい」方にも適した施術といえるでしょう。
近年では、たるみの改善だけでなく、小顔に見せることを目的に糸リフトを検討する方も多くいます。
フェイスラインに丸みが出やすい方、マスクを外したタイミングで顔の印象が気になる方は、ナチュラルな変化を目指せる糸リフトも選択肢の一つに入れてみましょう。
糸リフト(スレッドリフト)はどんな人におすすめ?
糸リフト(スレッドリフト)といえばたるみの改善というイメージがありますが、「小顔になりたい」「輪郭を整えたい」と考える方に適する施術です。
ほうれい線やあごのラインが気になる方にもおすすめです。
特に、顔の下半分に丸みがあり、写真や動画で「顔が大きく見える」と感じている方には、糸リフトによる引き締め効果は相性がよいでしょう。
将来的なたるみ予防として、早めにケアを始めたい20代以降にも有効な選択肢です。
なお、施術の適応については、肌の状態や脂肪量、骨格などを総合的に確認したうえで判断する必要があります。
ミセルクリニックでは、事前のカウンセリングで一人ひとりの悩みや希望を丁寧に伺い、無理のないご提案を行っています。
糸リフト(スレッドリフト)で使用する糸の種類と進化
糸リフト(スレッドリフト)に使用される糸には、主に「体内で吸収されるタイプ(溶ける糸)」と「吸収されないタイプ(溶けない糸)」の2種類があります。
以前は溶けない糸が主流でしたが、現在では体内に吸収される溶けない糸を用いるケースが多いです。
数ヶ月から1年程度で体内に吸収される素材の溶ける糸の場合、時間の経過とともに徐々に馴染み、自然な仕上がりになりやすいです。
糸リフトには感染症やアレルギーが起こる可能性がありますが、体内に吸収される糸のほうが感染症のリスクが低いとされています。
また、糸には「コグ」と呼ばれるトゲのような加工が施されており、皮膚の下層で組織に引っかかることでリフトアップ効果を発揮します。
さらに、糸を挿入する刺激によって、周囲の皮膚組織が活性化され、コラーゲンの生成が促進されることも特徴です。これらによって、リフトアップに加えて、肌の引き締まりやハリ感などの変化が見られることもあります。
最近では、細く強く、コグも鋭すぎない、高効果ながら身体への負担が比較的少ない糸もあります。
一方、溶けない糸は長期間効果が持続する可能性があるものの、異物感や違和感、皮膚表面への影響などへの県から、現在は選択される機会が少なくなってきています。
当院では、安全性や仕上がりの自然さを考慮して、基本的に溶ける糸のみを使用しています。
糸リフト(スレッドリフト)の効果について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
当院の施術の流れと特徴について
糸リフトは、極細の医療用の糸を皮下に挿入して、物理的に皮膚を引き上げる施術です。
当院のスレッドリフトでは、体内に吸収される「溶ける糸」のみを使用しており、前述した通り肌へのなじみがよく、自然な仕上がりが期待できます。
施術の際には局所麻酔を使用します。所要時間はおよそ30分から1時間程度が目安です。
個人差はありますが、処置後の腫れや違和感は数日で落ち着くことが多いです。傷跡はこめかみ付近の生え際あたりの目立ちにくい部位に針穴ができる程度で、ほとんどの場合、メイクでカバーできるでしょう。
また、事前のカウンセリングにてお顔の状態や希望に合わせて、施術方法や糸の本数を調整するなど施術計画を立てていきます。この時点で不安や疑問点がありましたら、お気軽にご相談ください。
当院のスレッドリフトでは、骨格やバランスを見極めて、美しく見えるラインを丁寧にデザインします。
リフトアップ効果は、施術後すぐに実感できることが多いです。スレッドリフトの施術後にできるその他の治療もありますので、気になる方は事前カウンセリングにてご相談ください。
経過とともに感じる変化|1週間・1ヶ月後の様子
施術から1週間が経過する頃には、腫れや肌のつっぱりはほとんど落ち着き、日常生活への影響も少なくなるでしょう。
この時期から、糸の引き上げ効果が安定して、フェイスラインや頬の位置に自然な変化が現れ始めます。術後2週間ほどで、肌のハリや弾力アップも感じ始めるでしょう。
1ヶ月ほど経過すると、挿入された糸が皮膚組織になじみ、リフトアップ効果が定着してきます。
術後すぐの違和感やつっぱりはほとんど解消され、見た目も変化もよりナチュラルに感じられるようになります。人によっては、写真写りやメイク乗りの変化を感じるでしょう。
理想のフェイスラインに近づくために
糸リフト(スレッドリフト)は、外科的な切開を行わずにフェイスラインの印象を整えたい方にとって、一つの選択肢となり得ます。
20代の方にとっても、将来的なたるみの予防や輪郭の引き締めを目的とした「先回りの美容医療」としても注目したい施術です。
ただし、糸リフトには適応があり、すべての人にとって理想的な施術とは限りません。大切なのは、自分に合った方法を、信頼できる医療機関に相談しながら選び進めていくことです。
ミセルクリニックでは、無料カウンセリングを通じて施術内容や流れ、料金プラン、リスクなどについて丁寧に説明いたします。「ダウンタイムが気になる」「どんなリスクがあるのか事前に知りたい」など、不安や疑問点がある方はお気軽にご相談ください。
監修
奥立 大樹
ミセルクリニック大阪梅田院院長
脂肪吸引や脂肪注入豊胸をはじめとする美容外科施術では、理想に近づけるだけでなく、体への負担を抑えることも大切です。仕上がりの美しさはもちろん、安全性や術後の回復にも配慮し、設計段階から一人ひとりと丁寧に向き合うよう心がけています。
美容医療は、外見の変化だけでなく、人生にも大きな影響を与えます。だからこそ、納得のうえで手術に臨んでいただきたいと考えています。後悔のない選択のため、医師としての信念を持って、分かりやすく正確な情報をお届けしています。