ワキガ・脇汗コラム

COLUMN

ワキガ・脇汗コラム

ワキガのセルフチェック!自分で気づいて対策する方法は?

チェックリスト

周囲の人からワキガについて指摘された経験はありますか?

 

ワキガは、自分ではなかなか気づきにくいのが特徴です。 自分自身のニオイが気になったとしても、ワキガではないと考える方もいるのではないでしょうか。

 

ワキのニオイについてあまり気にしたことがないという方も、もしかすると自分自身のニオイに気づいていないだけかもしれません。
今回は、自分のワキガのニオイに気づく方法について解説します。 少しでも不安な方は、気軽にセルフチェックしてみてください。

 

ミセルクリニックではワキガ・多汗症の治療を行っています。ワキガや体臭、汗にお悩みの方はぜひミラドライのページもご覧ください。

 

 

ワキガでにおう理由は?原因を確認

WHYと書かれたブロック

ワキガでは「におう」というイメージがあると思いますが、そもそもなぜニオイが発生しているのでしょうか。

 

実は、ワキガだからといって、わきからニオイ物質が出ているのではありません。
ワキガのニオイの原因には、汗腺が深くかかわっているのです。

 

汗を分解するときに出るニオイ

私たちの汗は、「汗腺」で分泌されます。

 

汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。ワキガにかかわるのは主にアポクリン腺から出る汗です。

 

エクリン腺は全身に分布しており、主に体温調節のために出る汗です。
エクリン腺から出る汗は基本的に無臭です。

 

アポクリン腺から分泌された汗には、タンパク質や脂質といった成分が含まれています。
皮膚に存在している常在菌がアポクリン腺から出る汗を栄養として分解することで揮発性の化合物が生じ、それによって特有のニオイが発生してしまうのです。

 

皮脂や汗の量との関係

アポクリン腺から出る汗に皮脂が加わると、さらに強烈なニオイに変化します。

 

エクリン腺から出る汗自体は無臭です。
しかし、エクリン腺はアポクリン腺に比べて数が多く、たくさんの汗を分泌します。
汗の量が多いと、蒸発する際にアポクリン腺から出た汗のニオイを周囲に広めてしまうことがあります。これもワキガのニオイにかかわっています。

 

ワキガのしくみについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

 

【関連記事「ワキガの種類は何がある?手術不要な最新治療法とは」】

 

ワキガには自分では気づかない?その理由とは

鼻をつまむ女性

エレベーターや電車などの密閉された空間で、気になるわきのニオイを感じたことはありませんか?

 

「なんだかにおう…」と他人のニオイは気になるのに、自分自身のニオイはそれほど気にならないもの。

 

ワキガのニオイにも、自分では気づきにくい傾向があります。その原因は主に以下の4点です。

 

●ニオイに慣れてしまう(順応)
●ワキガの症状が軽い
●嗅覚が強くない
●文化・習慣の違い

 

ニオイに慣れてしまう(順応)

毎日感じていることで鼻がニオイに慣れてしまうことがあります。

 

たとえば、家に入った瞬間のニオイです。
友人の家に入ったときには、あまり嗅いだことがないと感じるニオイでも、しばらく滞在していると次第に慣れてきます。

 

独特のニオイであるワキガの場合は、さらにそれが顕著になります。
家族からニオイについて何も言われたことがなくても、職場や友人などからニオイについて指摘を受けることがあるのはこのためです。

 

ワキガの症状が軽い

成長やエイジングに伴い、ワキガの症状が変化することがあります。

成長期を迎える前など、ワキガの症状が軽いときには、ニオイに気づきにくい場合もあります。

 

嗅覚が強くない

ニオイに気づく嗅覚は、加齢などの影響によって衰えていくため、ワキガのニオイに気づきにくい場合があります。

 

嗅覚の変化で気づいていないだけであれば、本人が気づいていなくても、周囲の人の態度で気がつくこともあります。 自分では気にしていなくても、周囲から指摘を受けたことがある場合は、自分の嗅覚が関係しているのかもしれません。

 

文化・習慣の違い

日本では中高生くらいになると、ワキガのニオイを気にし始める人が多くいます。
ホルモンの作用でニオイが強くなりやすいことに加え、身だしなみを気にするようになることも、ニオイが気になり始める大きなきっかけのひとつです。

 

しかし、ワキガや体臭の強い人が多い国で生活している人や、性別・職業などさまざまな理由からワキガのニオイをそもそも気にすることが少ない環境に身を置く人では、自分自身のニオイに気づきにくいこともあります。

 

国によるワキガの捉え方については以下の記事で詳しく解説しています。

 

【関連記事「ワキガを気にするのは日本だけ?体臭の国による違いと対策方法」】

 

このように、自分がワキガではないかと心配になっても、自ら認識できるニオイだけで判断することが難しい場合があります。
そんなときには、次にご紹介するセルフチェックを試してみましょう。

 

ワキガの簡単セルフチェックリスト

わきのニオイを確かめる人

自分でワキガかもしれないと思う人は、まずはニオイ以外のポイントで判断するとよいでしょう。

 

客観的にチェックできるセルフチェックリストをご紹介します。

 

ワキガ体質に関するチェックリスト

まずは、体質的にワキガになりやすいかどうかを確認しましょう。

 

□ わきから出る汗の量が多いと感じる
□ わき毛に白いものがついていることがある
□ わきの部分が黄ばみやすい
□ わき毛が濃い
□ 両親もしくは片方の親がワキガ体質だ
□ 耳垢が湿っている

 

これらに該当する場合は、もともとワキガになりやすい体質を持っている可能性があります。

 

詳しく説明します。

 

わきから出る汗の量が多いと感じる

汗の量自体が多い場合、先にお伝えしたとおり、ニオイを広めてしまうことがあります。
「多汗症」にもアプローチできるような対策をとることがおすすめです。

 

暑くない場所でも汗が出てしまうときは、体温調節が上手くできていない可能性があります。 ワキガ以外にも多汗症など別の病気の可能性もあるため、寒い中で汗をかくことの多い人は注意しましょう。

 

わき毛に白いものがついていることがある

人によっては、わき毛に白い粉のようなものが付着することがあります。
これは主にアポクリン腺から出る汗の成分が結晶化したものであり、ニオイの原因になるものです。

 

わきの部分が黄ばみやすい

シャツやキャミソールなどのわきの部分が黄ばむ原因のひとつは、アポクリン腺から出る汗です。
アポクリン腺から出る汗と皮脂が混ざり、酸化すると黄ばんで汚れが落ちにくいことがあります。

 

なお、ワキガでなくても服のわきの部分の黄ばみが起こることがあります。
洗濯時のすすぎ残しや洗剤の使い方、さらには制汗剤の成分によっても黄ばむことがあるのです。

 

洗濯を適切な方法で行い、制汗剤を使わなくてもよいケアを行って、再度ワキガのセルフチェックをしてみましょう。

 

服の黄ばみが心配な方は、こちらの記事もご一読ください。

 

【関連記事「わき汗の黄ばみはワキガが原因?対策方法はある?」】

 

わき毛が濃い

アポクリン腺は毛根に存在しているため、わき毛が多ければその分ワキガになる可能性が高くなります。

 

脱毛処理をしていないときには、アポクリン腺から出た分泌物がムダ毛に付着してしまうために細菌が繁殖しやすくなるので、さらにニオイは強くなります。

 

両親もしくは片方の親がワキガ体質だ

ワキガは遺伝的に受け継がれやすい体質です。ワキガのニオイの元となるアポクリン腺の数が多いなど、生まれ持った体質が原因になる点があるためです。

 

片方の親がワキガの場合は約50%が、両親のどちらもワキガの場合は約80%が遺伝すると言われています。

 

耳垢が湿っている

ワキガの原因になるアポクリン腺は、わきなどの特定の場所に存在しています。耳にもアポクリン腺があり、ワキガ体質の人はそうでない人に比べ、耳のアポクリン腺の数も多い傾向があります。

 

乾燥した耳垢ではなく、じっとりと湿ったタイプの人は、ワキガの可能性が高くなります。

 

ワキガと生活習慣に関するチェックリスト

さらに、あなたの生活習慣がワキガになりやすいものかどうかを確認しましょう。

 

□ 不規則な生活を過ごしている
□ ストレスがたまりやすい
□ 生理が不規則などホルモンバランスが乱れていると思う
□ 定期的に運動する機会がない
□ 肉料理や油物が好きだ
□ ダイエット中で食事制限をしている
□ 喫煙や飲酒の習慣がある

 

これらに該当する場合は、生活習慣によってわきのニオイがより強くなっている可能性が考えられます。

 

以下で各項目について詳しく解説します。

 

不規則な生活を過ごしている

不規則な生活をしていると、身体にさまざまな影響が現れます。

 

汗に関しても同様で、不規則な生活をすることでわきのニオイが強くなる傾向があります。

 

ストレスがたまりやすい

ストレスの多い生活を過ごしていると、交感神経が活性化されているためアドレナリンが分泌されやすく、結果的に汗をかく場面が増えます。

 

いつも汗をかいていると雑菌が繁殖しやすくなり、ワキのニオイが強くなりやすい状態です。

 

生理が不規則などホルモンバランスが乱れていると思う

アポクリン腺の働きには、性ホルモンが関係していると言われています。

 

たとえば女性の場合は、妊娠・出産、生理、更年期などホルモンバランスの変化でもわきのニオイが強くなることがあります。

 

定期的に運動する機会がない

運動不足の人は血流が悪くなり、汗腺の働きも弱まる傾向があります。

 

運動習慣がある人の場合、作り出した汗の中から必要なミネラルを再吸収して、水分や塩分など不要なものだけを体外に排出します。
しかし、血流が悪く、汗腺に必要な酸素が行き届かなければミネラルなどをたくさん含んだ汗をかいてしまいます。その汗を常在菌が分解すると、ニオイが発生します。

 

肉料理や油物が好きだ

肉や乳製品などの動物性脂肪をよく食べると、ニオイの原因となる脂肪分が分泌されやすくなります。

そのため、ニオイを強く感じることがあります。

 

ダイエット中で食事制限をしている

糖質制限や食事制限を行うと、体内の水分や栄養素が不足し、ケトン体が発生します。

 

ケトン体はケトン臭という特有のニオイを持っており、ケトン体が発生するとワキガのニオイも強くなる場合があります。

 

喫煙や飲酒の習慣がある

アルコールやニコチンを摂取すると、汗腺が刺激されアポクリン汗腺の働きが活発になります。

 

さらに、アルコールやニコチンそのものも強いニオイを持っており、体臭を強める一因になります。

 

ティッシュやラップを活用!自分でニオイを確認できるセルフチェック

ニオイのチェックをする女性

自分自身のニオイは確認しづらいものですが、工夫すればニオイそのもののセルフチェックも可能です。

 

簡単に確認できる方法をご紹介します。
チェックリストとあわせて活用してみてください。

 

ティッシュ・ガーゼ・ラップを用いる方法

ティッシュや清潔なガーゼ、ラップなどをわきの大きさに合わせて切り、わきに挟んで5分程度待ちます。

 

5分後、挟んでいたもののニオイを確認します。

 

着ていた服を用いる方法

一日着ていた服(シャツ、ブラウスなどのトップスや下着類)をきれいなビニール袋に入れ、口を縛ります。

 

その後お風呂に入り、身体を洗ってから、お風呂上がりに袋を開け、ニオイを確認します。

 

ニオイの強さでレベルを確認

いずれの方法でも、ニオイの強さからワキガの症状の強さを推測することができます。

 

まったくにおわないか、鼻を近づけるとにおうのか、鼻を近づけなくてもその空間でニオイを感じられるのかを確認してみましょう。

 

ニオイをより強く感じるようであれば、対処すると良いかもしれません。

 

ニオイ対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

 

【関連記事「気がつきにくいワキガ臭!もしかしてスメハラしてない?」】

 

ワキガの対処方法

ヨガをする女性

セルフチェックをしてワキガが心配になった場合は、なんらかの対処をすることもおすすめです。

 

セルフチェックの結果とあわせて確認しましょう。

 

食生活・睡眠・運動習慣を見直す

「ワキガと生活習慣に関するチェックリスト」で該当する項目があった場合は、生活習慣を見直し、改善すると良いでしょう。

 

たとえば、バランスのとれた食事を心がけ、肉や油っこいものばかり食べないようにする、睡眠時間を確保する、定期的に運動する機会をもつなどの改善は、ワキガ対策以外の面でも健康的に生活するうえで大変重要です。

 

制汗剤や汗ふきシートを使う

簡単にできるセルフケアとして、制汗剤や汗ふきシートを活用したいと考えるかもしれません。

 

制汗剤には殺菌作用があり、常在菌を殺すことで老廃物の分解を防いでニオイの発生を防止します。

 

一時的には効果を実感できますが、基本的には何度も使用を繰り返さなければならないものであり、何度も摩擦を加えることで黒ずみが起きるなど、お肌への負担がかかります。

 

特にパウダーが入っている製品は、長期的には毛穴を塞ぎやすくなるためあまりおすすめできません。
肌の弱い人は汗によってさらにお肌に刺激が加わってダメージを受けやすくなっており、制汗剤の成分でお肌のトラブルを起こすこともあります。
傷や炎症がある場合は制汗剤を使わないようにしましょう。

 

また、根本的にニオイを消すものではなく、香料や一時的に汗を抑える方法であるため、ニオイが混ざったり腕を挙げたときに黒ずんだ見た目が気になったりするなど、ネガティブな印象を与えることもあります。

 

制汗剤や汗ふきシートのみに頼ることはお肌への負担や手間、効果の面からみて好ましくありません。

 

根本的なアプローチは医療機関で

生活習慣の改善には自ら取り組むことができますが、遺伝的に持っている体質までは変えられません。

 

また、一時的には制汗剤や汗ふきシートを用いることがあっても、お肌への負担や効果の面で長く頼り切るのはおすすめできません。

 

ワキガについて根本的にアプローチするには、医療機関を受診し、専門的なケアを受けることがおすすめです。

 

医療機関でのワキガ治療ではミラドライがおすすめ!治療法別のメリット・デメリット

ワキを挙げた女性とミラドライ

ワキガの対策をより効果的に行いたい場合は、医療機関での専門的な治療・ケアを受けることになります。
医療機関では、次のような治療を受けられます。

 

●医療脱毛
●ボトックス注射
●メスを用いた手術
●マイクロウェーブ照射(ミラドライ)

 

ワキガ治療を選ぶときは、「効果の高さ」「効果の持続」「痛み」「身体への負担」「日常生活への負担」などの観点で検討することが大切です。
これらすべてにおいてバランスが良く、満足度の高い治療法としておすすめなのがミラドライです。

 

医療機関のワキガ治療と種類別のメリット・デメリットについて解説します。

 

医療脱毛

ワキガ対策として医療脱毛を行うことがあります。

 

わきの医療脱毛を行い、ムダ毛を減らすと雑菌の繁殖が抑えられます。
そのため、ワキガのニオイの軽減がある程度期待でき、他の方法と組み合わせて医療脱毛を受ける人も多くいます。

 

あくまで「脱毛」であり、汗腺そのものへのアプローチではないため、他の治療と併用すると良いでしょう。

 

ボトックス注射

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素の成分を注射することで、わきに注射する場合、汗腺の働きを弱める作用をもたらします。

 

一度注射すると3~4ヶ月程度効果が持続しますが、2種類ある汗腺のうち「エクリン腺」というサラサラした汗を出す汗腺にアプローチする方法です。

 

汗そのものの量を減らすことで雑菌の繁殖を抑え、ニオイの発生を防止することができますが、アポクリン腺にアプローチするものではないため、ワキガというよりも多汗症におすすめの治療です。

 

メスを用いた手術

従来はワキガの根本治療といえば、わきを切開してアポクリン腺を直接切除していく方法でした。

 

メスを用いた手術のメリットはワキガの根本原因にアプローチでき、半永久的な効果も得られることです。
一方で、傷跡が残ることや痛みがあること、術後のダウンタイムや動きの制限があることから、デメリットを考えて手術をためらってしまう人も多くいます。

 

マイクロウェーブ照射(ミラドライ)

ミラドライは、メスを使わずに皮膚にマイクロウェーブを照射することで熱を発生させて、ニオイの原因となっている汗腺を直接的かつ半永久的に破壊する治療方法です。

 

ミラドライには以下のメリットがあります。

 

●身体への負担・痛みが少なく、傷跡が残りにくい
●1日で終わり、ダウンタイムが短い
●効果が半永久的
●医師が行うので安全・安心

 

ミラドライはメスを用いて切開することなく施術を受けられ、1~2時間で施術も終わり、ダウンタイムがほとんどありません。

 

それに加えて効果は半永久的で、専門的な知見・技術を持つ医師が行うため安全です。

 

麻酔の痛みや効果を心配する声も聞かれますが、痛みの少ない麻酔方法を採用したり、信頼のおける医師が在籍していたりする医療機関を選ぶと良いでしょう。

 

ミセルクリニックのミラドライで気になるワキガ対策を

ミセルクリニックのミラドライ

ミセルクリニックでは、ワキガ治療のミラドライの施術を行っています。
(※大阪梅田院・西宮院・加古川院・姫路院・福岡天神院・福岡直方院で実施)

 

ミセルクリニックのミラドライでは、髪の毛よりも細い針を用いたより痛みの少ない麻酔方法を採用しています。

 

また、ミセルクリニックではミラドライを正規導入しているため、ミラドライ認定医が在籍し、入念なカウンセリングを行い、高い知識と技術に基づく治療が受けられます。

 

安全性が高く、短時間の治療ができるミラドライは、ワキガで悩んでいる全ての方におすすめの治療方法です。

 

今回のセルフチェックでワキガの可能性が高いと思った方は、ミセルクリニックで行っているミラドライをぜひお試しください。

 

特に薄着になったときには、ご自身のニオイが気になる時期でもあります。ワキガ・わき汗に悩まれている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

無料カウンセリングはこちら

 

ページの先頭へ戻る