
スッキリとしたフェイスラインを実現できるとして人気の顔の脂肪吸引。
顔まわりの余分な脂肪を除去することで、丸顔・二重あごの悩みにアプローチし、小顔を実現することも可能な施術です。
この記事では、顔の脂肪吸引の効果や施術の流れ、ダウンタイムやかかる費用の目安、知っておきたいリスクや理想の小顔を叶えるために後悔しないためのポイントを紹介します。
顔の脂肪吸引とは?
顔の脂肪吸引は、頬やあご下などに溜まっている余分な脂肪を取り除き、顔全体をスッキリと引き締める美容施術です。
ダイエットや食事制限、マッサージなどでは改善しにくい、丸顔や二重あごへのアプローチができることから選ばれています。
顔の脂肪吸引をおこなうことでフェイスラインをシャープに整え、より小顔に、より立体的な印象を周囲に与えられるでしょう。
顔の脂肪吸引も他の部位での脂肪吸引と同じく、カニューレ(管)という専用の医療器具を用い、希望する部位の皮下脂肪を吸引します。
顔の脂肪吸引の主な施術部位は、「頬」「あご下」「フェイスライン(エラ下〜あご)」などで、施術時間の目安は、1部位あたりおよそ30〜60分となります。
施術の際は、痛みを抑えるために麻酔(局所麻酔・静脈麻酔)を使用することがほとんどです。
脂肪吸引では脂肪細胞自体を除去するため、リバウンドしにくく、より持続的な効果が期待できる点も魅力です。
顔の脂肪吸引から得られる主な効果
顔の脂肪吸引から得られる主な効果は、顔全体の引き締めと小顔効果です。
余分な脂肪を除去することで顔のたるみが軽減され、若々しくスッキリとした印象を与えます。
顔の脂肪吸引をおこなうことで、フェイスラインがシャープになり、整った美しい輪郭を手に入れることも可能です。
また、あご下の脂肪吸引をおこなうことで、二重あごが解消されるため横顔のラインが引き締まり、写真映えのする洗練された印象へと導けるでしょう。
顔の脂肪吸引の施術後、ダウンタイムについて
顔の脂肪吸引に限らず、安全かつ効果的に理想のフェイスラインを実現するため、多くのクリニックが事前のカウンセリングから丁寧に進めていきます。
施術前には担当医師による診察のもと、顔全体のバランスや施術を受ける方の希望を考慮してデザインを決定。
この段階で、希望部位からどの程度の脂肪を除去するかを細かく確認し、仕上がりのイメージを共有していきます。
顔の脂肪吸引の施術当日の流れ
脂肪吸引の施術当日は、痛みや不安を最小限に抑えるために局所麻酔または静脈麻酔を使用。
専用の医療器具「カニューレ」を用いて、頬やあご下などの希望部位の脂肪を丁寧に吸引していきます。
施術時間は個人差があるものの、おおよそ30〜60分ほどです。顔の脂肪吸引は他の部位に比べて吸引量が少ない傾向にあり、比較的短時間で終了するケースが多いです。
顔の脂肪吸引の施術後、ダウンタイムについて
施術後は腫れやむくみ、内出血といった症状が現れることがあります。
これらは通常、施術から2~3日後にピークを迎え、1〜2週間ほどかけて徐々に落ち着いていきます。
対応方法はクリニックによって異なりますが、圧迫バンドの着用や冷却ケアを取り入れることで回復を早めることも可能です。
個人差はあるものの、1週間前後で日常生活に復帰でき、時間の経過とともにフェイスラインが引き締まり、小顔効果を実感できるでしょう。
顔の脂肪吸引にかかる費用と相場
顔の脂肪吸引にかかる費用は、他の部位と同様に、脂肪吸引を行う部位や脂肪を除去する範囲・量、施術方法によって大きく変動するようです。
さらに、クリニックの設備環境や担当医師の技術力によっても費用が異なるケースがあります。
顔は見た目の印象を左右する重要なパーツで、繊細なデザイン性が求められるため、他の部位よりも費用が高くなる傾向があります。
提示される費用には、顔の脂肪吸引の施術費用のみが含まれている場合が多く、麻酔代・薬代・アフターケア代(ダウンタイム中に使用する圧迫バンドや定期検診など)が別途発生することもあります。
これらの追加費用を把握していないと、後から高額な請求を受けてトラブルになるケースもあるため、カウンセリングの際には総額費用を必ず確認しておくことが大切です。
顔の脂肪吸引の費用相場は、部位ごとに以下のようになっています。
・頬(ほほ):約150,000〜250,000円
・あご下:約100,000〜200,000円
・フェイスライン全体:約200,000〜350,000円
複数の部位を同時に施術する場合は、セット割引が適用されることもあるため、事前に確認しておくといいでしょう。
クリニックを選ぶ際は価格だけでなく、医師の経験や実績・症例写真、口コミやアフターサポートの内容なども総合的に比較することが重要です。
信頼できるクリニックを選ぶことで、安心して施術を受けられ、満足度の高い仕上がりを得られるでしょう。
顔の脂肪吸引のリスク・ポイント
顔の脂肪吸引は、小顔効果やシャープなフェイスラインを実感できる施術ですが、いくつかのリスクや注意点もあります。
脂肪の除去量によって、仕上がりに左右差が生じるケースがあります。
顔は他の脂肪吸引ができる部位よりも左右の印象が目立ちやすいことから、仕上がりに対する微調整が重要です。
また、一度に大量の脂肪除去を行うと、施術した部位の皮膚が余り、たるみが起こる場合もあります。
自然な輪郭を維持するためには、適切な量の吸引と高い技術を持つ医師が求められます。
顔の施術であることから、ダウンタイムが日常生活に影響を及ぼす可能性が大きいこともリスクと言えそうです。
施術後は腫れや青あざができることもあり、これらは、通常1〜2週間で改善します。
しかし顔という部位の特性上、ダウンタイム中は目立つ可能性も否めません。
できるだけ症状を緩和し、最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による丁寧な施術と術後のケアが不可欠となるでしょう。
顔の脂肪吸引でのリスクを少しでも減らし、満足度の高い結果を得るためには、複数のクリニックの症例や施術方法を比較検討し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
左右差やたるみは少なからず起こるものですが、最小限に抑えることで、理想のフェイスラインを実現しやすくなるでしょう。
事前のカウンセリングでも、不安や疑問をしっかりと確認しておくことも重要です。
顔の脂肪吸引に関するよくある質問
Q1. 顔の脂肪吸引は痛いですか?
A. 施術中は麻酔が効いているので痛みを感じることはほぼありません。
施術後に軽い腫れや鈍い痛みを感じることはありますが、およそ1〜3日で落ち着きます。
Q2. 顔の脂肪吸引の効果はどれくらいで実感できますか?
A. 施術後、顔の腫れが引きはじめるのは、およそ2〜3週間程度。顔の腫れが引きはじめるあたりから、脂肪吸引の効果が実感できるようになるでしょう。
最終的な仕上がりが実感できる目安は、施術後約1〜3か月後です。
Q3. 顔の脂肪吸引の施術後にリバウンドすることはありますか?
A. 顔だけに限らず、脂肪吸引は脂肪細胞ごと除去するため、リバウンドしにくいと言われています。
なぜなら、脂肪細胞は再生しないからです。
ただし、施術以降に大幅な体重の増加が起こると、残っている脂肪細胞が膨張し、フェイスラインに影響を与えることもありますので注意が必要です。
まとめ
顔の脂肪吸引では、頬やあご下などの余分な脂肪を丁寧に除去することで、シャープなフェイスラインと小顔効果が得られます。
脂肪細胞自体を除去するため、リバウンドしにくく持続的な効果も期待できます。
ダウンタイムに対するリスクなどもありますが、事前のカウンセリングやクリニック選びでリスクを最小限に抑えることは可能です。
経験豊富で信頼できるクリニックや医師を選び、術後ケアをしっかり行うことで、理想のフェイスラインに近づき、満足度向上にもつながるでしょう。
監修
奥立 大樹
ミセルクリニック大阪梅田院院長
脂肪吸引や脂肪注入豊胸をはじめとする美容外科施術では、理想に近づけるだけでなく、体への負担を抑えることも大切です。仕上がりの美しさはもちろん、安全性や術後の回復にも配慮し、設計段階から一人ひとりと丁寧に向き合うよう心がけています。
美容医療は、外見の変化だけでなく、人生にも大きな影響を与えます。だからこそ、納得のうえで手術に臨んでいただきたいと考えています。後悔のない選択のため、医師としての信念を持って、分かりやすく正確な情報をお届けしています。